11月15日(土) 11:30

強風の影響を考慮しレースは30分短縮となりました。11:30スタート位置に整列したライダーたちは先ず1分間の暖気運転を行いその後一旦エンジン停止。レーススタートの10秒前よりカウントダウンを開始しカウントゼロと同時に櫻田昭正・大会会長の日章旗の合図で一斉にスタートしました。

コースレイアウトはまずスタートストレート直後に大きく左にターン、これが第1コーナーです。そして待ち構える雄大な魅力ある斜面を一気に駆け上がりスピードに乗せてキャンバーを走行します。

ここを超えると速度規制のシケインを通過し、次は昨年から新設された追い越し禁止速度規制区間条件で、のんびり走る三宅島エンデューロレースの新名所『太平洋を眺める癒しの林道』です。この林道を越えると一旦溶岩原エリアを経由しすぐに牧草地エリアへと進んで行きます。この牧草地エリアはコンディションも良く快調に走行しました。牧草地エリアを抜けると三宅島ならではの溶岩原エリアが待ち受けます。大人のこぶし大の溶岩がゴロゴロするガレ場の上りはこの三宅島エンデューロレースの難所でもありますが、今年は難易度を下げ、さらにこの難所を迂回できる「エスケープコース」を設定することで参加者の完走率を高める工夫を行いました。  

溶岩原エリアを抜けると再び癒しの林道を走行し七島展望台エリアへ向かいます。溶岩原エリアをクリアしホッと一息つきつきながら、雄大な景色が望める癒しの林道の走行は、まさにライダーの癒しの空間となりました。カメラマンやギャラリーに向かってポーズをとるライダーは皆笑顔です。癒しの林道を抜ける七島展望台へと登る最大の見せ場が待ち構えます。眼下に太平洋の大海原を望みながら雄大な七島展望台の斜面を駈け上がるマシンのシルエットは三宅島ならではのシチュエーションです。

この七島展望台エリアを登り切ると反対の斜面を一気に下るセクションへ進入します。このエリアはザクザクのサンドエリアとなっていて不用意にアクセルを開けるとリヤタイヤが潜ってしまい前に進めなくなる難セクションです。しかしここにも「エスケープコース」を設定し、その難セクションを迂回できるルートを新設しました。しかし参加者の中にはあえて難セクションに挑むライダーも多く、三宅島ならではのコースをたっぷりと堪能しました。このエリアをクリアすると観戦の皆様の前を通過し集計ポイントを超えて1周となります。1周約6kmのコースをトップライダーはおよそ8分で周回となりました。

レースは序盤からエキスパートクラスの#61渡辺学選手(Twistwr Racing)・#73鈴木健二選手(TEAM WR with YAMAHA)・#9小林雅雅裕(Honda 緑陽会 熊本レーシング)の3名が三つ巴の接戦を展開しました。日本のエンデューロ界を牽引するこの3名の接戦は周回が進んでもその差は2秒以内と白熱したバトルを展開しました。

レースは周回数が進んでも#61渡辺学選手がトップを守り続けます。後半戦になると#9小林雅雅裕がやや遅れて3番手の単独走行となります。しかし#61渡辺学選手と#73鈴木健二選手のトップ争いはレース終盤になっても接近戦を繰り広げて行きます。レース開始から120分が経過するとトップの#61渡辺学選手に残り1周を示す「L−1ボード」が提示されます。

    
#61渡辺学選手は大きくうなずきファイナルラップに突入すると最後までトップを守りコントロールラインに姿を見せます。そして築穴辰雄・大会副会長の振るチェッカーフラッグでゴールとなりました。熱いバトルを見せてくれたライダーにギャラリーからは拍手と声援が送られました。レース後、参加ライダーからは「トップの選手達はみんな抜いていくときに紳士的で、手を挙げて合図してくれるんだよね!抜かれて嬉しかったのは初めてだよ!それですぐに見えなくなっちゃうんだ!凄いよね!!」と選手のマナーや人柄に対しての称賛の声も多数頂きました。

 


 
 
 
 
 
 



 












三宅島スポーツ振興会 お問い合わせ先  
  WERIDE三宅島 事務局
営業時間 月・火・木・金  10:00〜16:30
住所
電話番号 049-297-5958
ファックス番号 049-297-5956
E-mail info@weride-challenge-miyakejima.com

当サイトはリンクフリーです。
リンク先は必ずトップページ( http://challenge-miyakejima.com/ )にお願いします。
バナーをご利用になる場合は、右の画像を保存してお使いください。

(祝日は休み)( BigCrew 内 ) 〒350-0133 埼玉県比企郡川島町表418-3