WERIDE 三宅島

東京・お台場で初開催されたエンデューロ。オフロードのジャンプや
人工的に作られたロックや丸太などの障害物エリアを擁した
特設コースがお台場に作られ、トップクラスのライダー達が午前と午後の2回のエキシビジョンを行いました。
スタート後に一気に全台が第一コーナーへ突っ込み、ジャンプを経て土埃を上げて疾走します。ゲートを潜った先のロックゾーンでは転倒したり、立ち止まってしまったり。さらにログプール、大型タイヤとプロの
ライダーの腕をもってしても苦戦する特設コースは、順位が激しく入れ替り、観ている側にとって非常に面白みのあるレースとなりました。
また、コースに隣接した観客エリアにはバイクのエンジン音とともに
レースの熱気が伝わり、エンデューロを初めて目にする観客は、その迫力と白熱するレース展開に大歓声を上げ、会場は大いに盛り上がりました。

レースは第1ヒート、第2ヒートで3周の予選が行われ、上位3名が決勝レースへ進出します。さらに敗者復活戦を勝ち上がった2名の計8名で決勝レースが行われました。
午前のレースを制したのは星野恭平選手。レース序盤から集団を抜け出し、終始安定した走りを披露。盤石のレース運びでした。

第1ヒート予選：出口隼人 選手、池田智泰 選手、小池田猛 選手
第2ヒート予選：鈴木健二 選手、太田真成 選手、石井正美 選手
敗者復活戦：星野恭平 選手、内山裕太郎 選手
決勝：1位 星野恭平 選手、2位 小池田猛 選手、3位 鈴木健二 選手

午後のレース時には午前中の感動と興奮が更に人を呼び、コースを囲む
観客席はビッシリと人垣で埋まりました。
決勝レースも序盤から抜け出したのは星野選手。多くの選手がロックゾーンや丸太で苦戦する中、安定した走りを見せます。しかし4週目にまさかの転倒、
一気に数名が首位を争う大混戦になりました。サイドバイサイドの接戦を
制したのは敗者復活戦から勝ち上がった大川原選手。劇的な幕切れに会場のボルテージも最高潮を迎え、大反響のエキシビジョンを終えました。

第1ヒート予選：星野恭平 選手、池田智泰 選手、小池田猛 選手
第2ヒート予選：鈴木健二 選手、内山裕太郎 選手、吉川和宏 選手
敗者復活戦：大川原潤 選手、出口隼人 選手
決勝：1位 大川原潤 選手、2位 鈴木健二 選手、3位 小池田猛 選手