復興にチャレンジ。 帰島してから2年5ヶ月が過ぎました。
帰島するにあたり、島の復興は、第１に生活再建、住宅の再建、就労対策、学校教育、保健・福祉医療の充実、第2に地域振興、噴火災害により完全にストップした経済産業活動を速やかに回復させ、活性化を図ることでした。
その際、島の大部分の産業は何らかの形で観光と関連があるため、地域振興の基軸を「観光産業」とし、他の漁業、農業、林業、商工業などの産業は「観光産 業」に誘発されるかたちでの振興、掘り起こしを行うことにより効果的な発展をすると自負するところです。三宅島の2000年頃の観光人口は約8万人、釣りをはじめダイバーやバードウォッチャーなどが目的の方が主でした。
帰島してからの観光産業が思いのほか伸びない中、一つの観光起爆剤を探すのはいとも簡単でした。帰島する際のセレモニーの中で、東京都知事と話したバイク レースの件を思い起こし、早速行動に移しました。英国マン島への視察、ＮＰＯ法人スポーツ振興会の立ち上げ、島民への説明、要望活動と、実現までには紆余曲折はあったものの、この秋の大会に向け、全力で取り組んでまいりました。このイベントを成功させることが、噴火の際にお世話になった全国の皆様に“三宅島は元気になった”とアピールできるチャンスであり、また「感謝の言葉」を忘れることなく、島民、参加者の安全を期して「観光産業」にチャレンジしてまいります。
このホームページでは、随時、最新情報をお届けしますので、どうぞご期待ください。最後に、皆様と11月に三宅島でお会いできることを願っています。是非、三宅島へお越しください。