開催趣旨

開催趣旨

三宅島は、東京の南南西約180kmに位置する周囲約38kmの火山島です。
紺碧の太平洋に囲まれ、美しいダイビングポイントも数多く、また、約230種もの野鳥を観察でき る自然豊かな“バードアイランド”です。
2000年7月に始まった雄山の噴火により、全島民が島外への避難を余儀なくされました。
4年以上もの長期にわたる避難生活の後、2005年2月にやっと帰島を果たしましたが、噴火の爪あとは現在でも島の所々に残っています。
島の人口は、噴火前の4分の3程度に減少し、観光客も半数程度にとどまっています。
三宅島は、依然として、噴火災害からの復興の途上にあります。

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復興の起爆剤としてのバイクの祭典

英国グレートブリテン島とアイルランド島の間のアイリッシュ海に浮かぶマン島。
この島は、世界最古の公道を使用したバイクレースの島として有名であり、多くのバイクファンが集まります。
マン島をはじめ、イギリスのグッド・ウッド・フェスティバル・オブ・スピード、アメリカのデイトナ・バイクウィークなど、世界各地で多くのバイクイベントが開催され、世界中のバイクファン を魅了しています。
三宅島でも公道を使ったバイクの祭典を開催し、観光・産業の起爆剤として、一日も早い復興への足掛かりをつかんでいきます。
同時に、三宅島の自然や食を活かした様々なアトラクションを行い、三宅島でしか味わえないお祭りを全島挙げて演出します。
今後、こうしたバイクイベントを継続的に開催し、年間を通じて多くの人々で賑わう島となることを目指します。

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公道での安全なライディング

言うまでもなく、バイクが走る場所は、ほとんどが一般の公道です。
舗装された公道といえども、鉄製のマンホールや路面表示の白線ライン、落ち葉や砂利など、ライダーが認識・判断し、事前に対処すべき要素が多くあります。
交通ルールを守るのはもちろんのこと、バイクを安全に運転するには、一層の「テクニック」や「マインド」が要求されます。
この公道を使ったバイクイベントを通じ、安全なライディングについて意識が高まることを目指し、安全運転のキャンペーンを行っていきます。また、三宅島の豊かな自然のなかで、環境にも気 を配ったライディングも必要です。
参加者一人ひとりが安全運転と環境への思いやりを宣言する模範ライダーです。

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