平野祐康・大会会長の号砲が響くと、92台のエンデューロレーサーが一斉にスタートしました。 昨日から激しく降り続いていた雨が、レーススタート直後からピタリと止み、レース中はまったく降りませんでした。 観戦ツアーでやってきた来島者をはじめ、島民の方々もコース間際でレースを観戦することができ、大会2連覇を目指す小池田選手と、世界チャンピオンのメリマン選手らの迫力あるデッドヒートを堪能することができました。
レース序盤は、やはり小池田猛選手と鈴木健二選手、そして海外選手の ステファン・メリマン選手、トラカン・サントン選手たちがトップ争いを 展開しました。 続いてエキスパートクラス、チャレンジクラスの選手も追走します。 雨もすっかりあがって時折晴れ間も見える天気となり、観客たちはテントから 外に出て「がんばれ!」と応援の声をかけます。 疲れが見え始めたライダーたちも、手を振ったりガッツポーズしたりと声援に 答えます。
今年は三宅島在住のライダーも参加し、観客の前を通るたびに熱い声援を受けていました。 最後には会場でおいしい郷土料理などをふるまっていた商工会の方たちもコースサイドに立って大きな声で声援を送り続けました。 そして、スタートから150分後、大会2連覇となる小池田猛選手を先頭にチェッカーフラッグが振られ、ゴールとなりました。 観客テントに集まったレースを終えたライダーたちはマシンを止めるとその場に座り込んだり、寝転がってしまいました。 それほどこの三宅島のコースは体力を消耗する過酷なレースでした。
レース終了後、会場内のステージにて仮表彰式が行われました。 仮表彰式では昨年同様クラス別ではなく上から順番に総合として 表彰され、39周を走り切った1位小池田猛選手、同じく39周の 2位鈴木健二選手、3位にステファン・メリマン選手が同じく39周となりました。 4位には初出場の内山祐太郎選手(37周)、5位に大塚忠和選手 (36周)、6位に吉川和宏選手(36周)と並んで祝福を受け、 シャンパンファイトでお互いの栄誉を称えました。
仮表彰終了後、ステファン・メリマン選手のサイン会を観客テントにて行い、持参したポスターにサインをして観客にプレゼントしました。 観客の中には自分の帽子やジャンパーにサインしてもらう人も多くみられ、ステファン・メリマン選手は疲れているにもかかわらず、サインを求めた全員にサインや握手をしてくれていました。
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